ショボーン編

293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:00:21.52 ID:ihXwynNeO
大好き「だった」お兄ちゃんがこの家から出ていって二週間が経った。
あれ以来、前のような性欲が沸いてくることは無くなっていた。
それというもの、そういう事を想像するとあの時のお兄ちゃんを思い出してしまうからだ。

大好きだったお兄ちゃん、憧れていたお兄ちゃん、上手だったお兄ちゃん・・・そして、変態だったお兄ちゃん・・・

・・・サイッテー。

またいつもの変わらない時間が流れていく、いや、一つ違うとすればオナニーをしなくなったかな。
今日もまた、つまらない学園生活。本当につまらない。
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:11:30.92 ID:o2+0zO1b0
そんなある日、私は勉強の気分展開に公園を歩いていた。
つまらない日常。小さい頃大好きだった噴水や、鳩も、今じゃなんとも感じない。
ため息をつき、帰ろうとする。すると。
なんとベンチの女性が服を脱ぎだしたのだ・・・!


や ら な い か

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:18:17.56 ID:fFennlLI0
私はすぐに逃げようとしたけど裸の女の人に行く手をふさがれてしまった。

ξ゚听)ξ「や、やめて下さい!」

叫んでも誰も助けてに来てくれなかった。
女の人はコートも何も着ていない。
もちろん下着もつけていない。

全裸だ。

ξ゚听)ξ「たす…け…て…」

足が震えて動けない。
ここまでか? と思った時、思わぬところから助けがやってきた。

304 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:22:15.87 ID:fFennlLI0
ガサガサ…
( ´・ω・`)「ふぅ。スッキリした」

私の逃げ込んだ場所のすぐ後ろは私と同じくらいの背丈の木が植えてあった。
それはまるで柵のようになっていて、私はそれを突破して逃げることができなかったのだ。

( ´・ω・`)「ええ?なんで裸の女がいるんだ!?」

その声は、天からの助けだと思った。

ξ゚听)ξ「こっちに来て!早く!」

305 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:25:34.20 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「ん?他にも人がいるの?何してるの?」

ξ゚听)ξ「襲われてるのよー!!!!!!」

( ´・ω・`)「な、なんだってー!!!!!」

その叫び声を聞いて、全裸の女の人は逃げていった。
 
ξ゚听)ξ「こわかった…」

私はヘナヘナと、その場にしゃがみ込んでしまった。

( ´・ω・`)「大丈夫かい?」
その男性は、柵をまわって私の方へやって来てくれた。

ξ゚听)ξ「大丈夫です、どうもありが…」

お礼を言おうとした私の目に飛び込んできたものは、男性のパンツだった。
その男は、上はちゃんと服を着ているものの、下はパンツ1枚だったのだ!

ξ゚听)ξ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

310 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:31:48.44 ID:fFennlLI0
私の大声に慌てて、男は逃げていった。
今日はなんてついてない日なの。
変質者に連続で会うなんて。

半泣きになりながら私は帰り道を急いだ。

( ´・ω・`)「あの…」
ξ゚听)ξ「!!!」

なんと男はついてきていた。

ξ゚听)ξ「また大声出しますよ!?」

( ´・ω・`)「違うんだ、言い訳を聞いてくれ」

ξ゚听)ξ「そんなの聞きたくありません!」
私は男を無視して走り出した。
男は諦めたのか、それ以上追いかけてこなかった。

313 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:37:17.81 ID:fFennlLI0
私は高校3年生になっていて、そろそろ進路を決めないといけなかった。
何年か前まではドクオお兄ちゃんと同じ大学に行こうと思っていたけど
その夢はあの日に全て終わった。

ξ゚听)ξ「もう思い出すのはやめよう」

J( 'ー`)し「ツン、卒業したらどうするの?」

ξ゚听)ξ「大学に行きたい。…予備校とか行ってもいいかな?」

私は自分の家がそこまで裕福でないことを知っていた。
少し遠慮がちにそう聞いてみたのだが、ママは笑って許してくれた。

ξ゚听)ξ「ありがとう、ママ。私勉強がんばるからね」

私はみんなより少し遅れて、夏から予備校に通うことにした。

314 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:39:23.84 ID:fFennlLI0
──ワロス予備校

ξ゚听)ξ「夏期講習の手続きはここでいいんですか?」

私は、家から自転車で通えるところにある予備校に入ることにした。
入学の手続きをして、その日は軽く見学をして帰った。

ξ゚听)ξ「私にはもう勉強しかないわ!」

お兄ちゃんの一件以来、私の下半身はおとなしくなっていた。
これは勉強に集中するチャンス! と私は自分で自分を奮い立たせた。

316 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:41:56.67 ID:fFennlLI0
そして夏期講習の初日。
J( 'ー`)し「いってらっしゃい」
ξ゚听)ξ「いってきまーす」

よし!
勉強頑張るぞ!
私は張り切っていた。

ξ゚听)ξ「えっと、この教室でいいのかな?」
私は案内の紙に書かれていた番号の教室に入った。

( ´・ω・`)「新しい生徒さんかな?」
ξ゚听)ξ「!!!!」

( ´・ω・`)「!!!君は確か…」
ξ゚听)ξ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

319 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:48:06.61 ID:fFennlLI0
私は混乱して、大声を出してしまった。
教壇に立っていたかつての変態男は、慌てて私を教室の外に連れ出した。

( ´・ω・`)「何してるの?」
ξ゚听)ξ「こっちのセリフよ! 変態!!」

( ´・ω・`)「僕はここの講師をしているんだ、大学生アルバイトなんだけど」

変態男はとにかく落ち着いてくれ、と私に言い、話を続けた。

321 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:51:31.62 ID:fFennlLI0
自分はテラワロス大学に通う大学3年生であること。
ずっと前からこの予備校で講師のアルバイトをしているということ。
実はあの日、お腹が痛くなって仕方なく外で用を足していたということ。

女の子の声に驚いて立ち上がったら裸の女の人が見えてもっと驚いたということ。
本気で私を助けるために柵を越えて行ったのに、急いでいたからズボンをはき忘れていたということ。

ξ゚听)ξ「…信用できないわ…」

それでも、私は他の予備校に変わることができない。
もう夏期講習料は振り込んでしまったから、これ以上お金を使いたくなかった。

( ´・ω・`)「信用してくれとは言わない。ただ、あの時のことは事故なんだ。忘れてくれないか」

仕方なく私はうなづいた。

323 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 18:56:03.06 ID:fFennlLI0
それから毎日のように予備校に通って、変態男…いや、そのショボン先生の授業を受けた。
女子生徒に人気のある先生だった。

ξ゚听)ξ「やっぱり変態じゃなかったのかな」

私の中で、先生に対する意識が少しだけ変わっていった。

そして夏期講習の最終日、先生に呼び出された。

( ´・ω・`)「これで辞めちゃうの?」

ξ゚听)ξ「はい、あとは独学でどうにか頑張ります」

( ´・ω・`)「そっか」

先生は少し寂しそうな顔をしていた。
でも仕方ない、うちにはこれ以上予備校に支払いを続ける余裕はない。

ξ゚听)ξ「お世話になりました」
( ´・ω・`)「ちょっと待って」

先生はサラサラとメモ用紙に何かを書いて私に渡した。

( ´・ω・`)「いつでもいいから電話して」

326 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:05:24.01 ID:fFennlLI0
そして、秋になる前に私たちは1つになった。

( ´・ω・`)「きゃぁぁ変態!!」
ベットの中でショボン先生は私によくこう言った。

ξ////)ξ「だから、あれは誤解だったんですってばぁ」
私はいつも、あの時のことでからかわれていた。

最初は変質者だと思っていた男の人。
でも実際は、すごく私を大切にしてくれる素敵な人だった。
そして今は、私に勉強を教えてくれる優しい彼氏。

洋服を無理やり脱がせたりしない、ムチで叩いてくれなんて言わない
普通の男の人だった。

327 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:09:10.06 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「じゃあここからここまで宿題ね」
ξ゚听)ξ「はい、先生」

私は先生の家で勉強を教わりながら、ごくノーマルなHを経験した。
幸せな日々だった。

ショボン先生の勉強の教え方は、すごく上手だった。
私の気持ちを逆手に取って

( ´・ω・`)「ここまでできたらキスしてあげるね」

なんてことを言う。
私は先生にキスして欲しくて、一生懸命問題を解く。
それが正解だと、長いディープキスをしてくれた。
不正解だった場合は、おでこに軽くキスをしておしまい。

331 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:14:39.26 ID:fFennlLI0
ξ゚听)ξ「やだぁ〜もっとぉ〜」

そんなことを言っても、先生は厳しいから絶対にしてくれない。
私は頑張って問題を解いた。

そして問題集が1冊終わるたびに、私を優しく抱いてくれた。
私が恥ずかしがるから部屋の電気を消して
私が痛くないようにゆっくり動いてくれて。

すごく愛されてるんだな、と実感できた。
愛情よりも性欲に走ってしまっていたのね、と過去の自分を反省したりした。

そして先生の素晴らしい個人授業のおかげで、私は先生と同じ大学に入ることができた。

ξ////)ξ「うわぁぁん、先生ありがとう」

( ´・ω・`)「これからはもう先生じゃないよ、ショボンって呼んでくれ」

これから1年間しか同じ大学には通えないけど、私はその先もずっと一緒にいたいと思っていた。

335 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:19:20.16 ID:fFennlLI0
私はママの反対を押し切り、ショボンの家に毎日のように通った。
半同棲の日々が続いた。

( ´・ω・`)「ねぇ、親御さんはここに来ること何て言ってるの?」

ξ゚听)ξ「ママはちょっと怒ってる。でも私、離れたくないんだもん!」

( ´・ω・`)「ふぅむ」

ショボンは何か考えているようだった。

( ´・ω・`)「じゃあ、正式に一緒に住もうか?」

そして、ショボンは私の家に挨拶にやってきた。

336 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:24:50.88 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「初めまして、ショボンと申します。ご挨拶が遅くなって申し訳ありません」

ショボンはスーツ姿で、お菓子を持ってやって来た。
その時、ママは少し不機嫌そうな顔をしていた。

( ´・ω・`)「話が前後してしまって、申し訳ないと思っています」

ショボンは申し訳ない、申し訳ないと何度も繰り返した。
私は黙ってそれを見ていた。

( ´・ω・`)「実は、お嬢さんと結婚を前提としたお付き合いをさせて頂いてます」

J( 'ー`)し「なんですって?」

ママが慌てる。
私も本当はものすごく慌てた。
そんなの初耳だったから。
でもややこしくなりそうなので黙っていた。

337 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:26:59.63 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「先日、VIP商社から正式に内定をもらいまして、今後の見通しがついてきたんです」

ショボンは話を続けた。

( ´・ω・`)「これを機会に、少し時期は早いかもしれませんが、お嬢さんと一緒に暮らしたいと思っています」

J( 'ー`)し「……」

ママは黙っていた。
その日はショボンは1人で帰り、、私はママと2人で話し合いをすることになった。

339 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:28:53.07 ID:fFennlLI0
J( 'ー`)し「…いい人みたいね」
ママは少し寂しそうに言う。

J( 'ー`)し「本当はね、あなたに彼氏ができたって聞いて不安だったの。でもあんないい人なら安心ね」

ξ゚听)ξ「じゃあ…」

J( 'ー`)し「でもね、こんなに早くあなたを取られてしまうなんて寂しいわ」
ママの目に涙が浮かんだ。

J( 'ー`)し「でも…あなたが幸せならそれでいいのよ」

ξ゚听)ξ「ママ…」

J( 'ー`)し「こんなに早くお嫁入りさせる気持ちを味わうなんてね…」

340 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:31:46.24 ID:fFennlLI0
涙が止まらなかった。
ママ、ごめんなさい。
でも本当に彼は私を大事にしてくれるんです。
親孝行もろくにできてないうちから家を出ていこうなんてわがまま言ってごめんなさい。
でも、今は彼とずっと一緒にいたいの。

J( 'ー`)し「女の子はね、男の人に愛されるのが1番の幸せだからね」
ママは涙をふいてそう言った。


次の日、早速ショボンにそのことを告げると

( ´・ω・`)「週に1回は君の家に行ってママと一緒に食事をしようね」
と約束させられた。

ママのことも考えてくれるし、しっかりしてるし
何より、私のことも大切にしてくれる素敵な人なんだろう。

342 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:35:14.65 ID:fFennlLI0
それから、正式に私達の同棲は始まった。

ξ゚听)ξ「おはよーう!ダーリーン♪」
( ´・ω・`)「おはようハニー♪」

私たちは毎日、新婚気分でこんなやり取りをしていた。
幸せの絶頂だった。

ξ゚听)ξ「ダーリン、何か硬いものがありますよ?」

( ´・ω・`)「これは…君をかき混ぜる棒さー!!!」

ξ゚听)ξ「きゃぁぁぁぁぁぁん♪」

そして私たちは、毎朝のように裸で抱きしめ合った。

346 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:38:11.23 ID:fFennlLI0
ショボンはいきり立った棒を押し付けながら、私の体を舌でもて遊ぶ。

ξ////)ξ「はやくぅ」
( ´・ω・`)「まだだ」

たくさんじらして、私が十分に濡れるまで入れてくれない。

ショボンの舌は、私のわき腹をなぞるように下におりていく。
それが腰のあたりにくると、私は我慢できずに声をあげる。

ξ////)ξ「あふっ」
( ´・ω・`)「もっと声を出していいんだよ」

そうは言われても、このアパートはそんなに壁が厚くない。
近所に聞こえないかしら? と私はいつも唇を噛んで声を殺していた。

348 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:41:20.21 ID:fFennlLI0
やがてショボンの舌が私の割れ目を刺激する。
足の付け根からじっくりと時間をかけて内側に…
そして中心にきたところで、ショボンの舌は急に硬くなる。

中に入って上を刺激したり横を刺激したり…
私はシーツを噛んで、もっと声を殺す。

それと同時にショボンの指が私の体の上をゆっくりとおりてくる。

ξ////)ξ「もぉ…ダメぇ・・・」

350 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:46:12.70 ID:fFennlLI0
その指は、また私の弱い部分を刺激する。
わき腹をなぞって足の付け根へ。
体中の性感帯をショボンに知り尽くされてしまっている私は
ただただ声を押し殺してその快感を味わった。

( ´・ω・`)「今日は上になってごらん?」

私は色んなことをショボンに教わった。
時に勉強、時に世間の常識、そして時にいやらしい自分の姿…

352 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:52:04.23 ID:fFennlLI0
私は起き上がって体をショボンにピッタリと合わせた。
そして、ゆっくりと自分の中にショボンを導いた。

自分の重さでそれは一気に奥まで入ってきた。
腰がガクガクする。
動けない。

そんな私の腰を持って、ショボンは前後に動かす。

ξ////)ξ「ああ…もう…くっ……いっ…っちゃう…」

ショボンは動けなくなった私を抱きしめ、上下の場所を入れ替えた。
そして激しく突き上げられた私は、意識がもうろうとしながらも
ショボンの顔に手を伸ばし、キスを求める。

353 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 19:54:14.31 ID:fFennlLI0
ξ////)ξ「んもぅ…遅刻しちゃうよぉ」

ショボンにティッシュで拭いてもらいながら、私はお姫様のような気分でそう言った。
こうやって2人の朝は始まる。

358 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:02:56.66 ID:fFennlLI0
毎週末には、約束通りママのところに行って一緒に食事をとった。
ママはショボンのことをすごく気に入ったようで、いつも笑顔で迎えてくれる。

J( 'ー`)し「いらっしゃい、今日は自家製のピザを焼いたのよ」

( ´・ω・`)「ママの料理はおいしいなぁ、ツンちゃんにも見習ってもらわないとな」

ξ゚听)ξ「もう知らない!」

私は料理が苦手だった。
それでもショボンにおいしい物を食べさせたくて、練習してるんだもん。
そんな私の料理を、いつもおいしいおいしいって言って食べてくれるくせに
ママの前ではいじめるんだからぁ。

359 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:07:08.81 ID:fFennlLI0
そんな平和な日々は過ぎて、ついにショボンは卒業した。

ξ゚听)ξ「ついに社会人かぁ」

( ´・ω・`)「君が卒業したら、正式にプロポーズしていいかな」

突然のことだったので私は頭が真っ白になった。

( ´・ω・`)「君のママにもまた改めて挨拶に行かないといけないなぁ」

ξ゚听)ξ「ショボン!!大好き!!」

360 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:11:31.90 ID:fFennlLI0
でも、社会人になったショボンは仕事が忙しく、なかなか家に帰れない日々が続いた。
まだ学生だった私は、足手まといになりたくなくて寂しいとは言えずにいた。

寂しいのは心だけじゃなかった。
あんなに毎日のように求め合っていたのに、それが日常になっていたのに
急に何もなくなるなんて…

私の体の火照りは次第におさまらなくなっていった。

そして……何年ぶりだろう?
私は自分で自分を慰めるようになっていた。

362 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:15:47.53 ID:fFennlLI0
ξ////)ξ「んっ…くっ……んん…」

私は自分のどこが感じるのか、ショボンに開発されて知っていた。
だから絶頂を迎えるまでに、さほど時間はかからなかった。

毎晩のようにショボンを待ちながら、ベットで下着の中に手を伸ばす。

ξ////)ξ「もぉ…女の子にこんなことさせるなんて…」

そう言いながらも、私の手は止まることはなかった。

363 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:17:29.57 ID:fFennlLI0
そんな生活に慣れ始めていたある日、ショボンが暗い顔をして帰宅した。

ξ゚听)ξ「どうしたの?」

( ´・ω・`)「転勤になった…」

晴天の霹靂だった。
有能な新入社員でまだ所帯を持っていなかったショボンは、将来を期待されて
成績の良い支社で色々学ぶのだという。

366 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:20:13.33 ID:fFennlLI0
ξ゚听)ξ「そんなのイヤだよぉ…」

私はただ泣くしかなかった。
それでも、自分のわがままでショボンの将来をダメにしたくはないと
最後はちゃんと納得した。

その日のショボンはいつもより丁寧に私のことを抱いてくれた。

368 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:22:24.37 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「この家は引き払うことにするよ」

ξ゚听)ξ「うん…仕方ないよね」

このアパートでの生活費は、ショボンが全てまかなっていた。
私は家に戻り、ショボンの帰りを待つことにした。

( ´・ω・`)「2ヶ月に1回は帰ってこれるから。そしたら君とママと一緒に食事をしよう」

ξ゚听)ξ「うん…」






( ´・ω・`)「帰ってきたら、君にプロポーズをするよ」

そう言って、ショボンは遠くの街に行ってしまった。


376 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:36:54.64 ID:fFennlLI0
───そして2年の月日が流れた

私は大学4年生になって、就職活動をしていた。
ショボンは2ヶ月に1回帰ってくると言っていたのに、結局2回しか帰ってこなかった。
その2回とも、ママと一緒に3人で外で食事をしただけですぐに会社に行ってしまった。

ξ゚听)ξ「このまま別れちゃうのかな…」

しばらくショボンから連絡はなく、自然消滅してしまうのかと、少し諦めの気持ちもあった。

ξ゚听)ξ「ただいま…」

ショボンが転勤になってから、家の中が暗かった。
ママも寂しかったみたい。

ξ゚听)ξ「??」

378 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:38:40.15 ID:fFennlLI0
いつもは暗いはずの家から笑い声が聞こえる。
誰かお客さんが来てるのかな?

J( 'ー`)し「おかえり、ツン」
ξ゚听)ξ「!!!!!」

そこにいたのはショボンだった。
少し太って、スーツが似合うようになって、以前と変わらない笑顔のショボン…

ξ////)ξ「うわぁぁぁぁぁぁん」
私は思わず泣き出してしまった。

380 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:40:37.88 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「ごめんごめん、驚かせようと思って何も言わずに来ちゃったよ」

J( 'ー`)し「じゃあ私は席をはずそうかしらね」

ξ////)ξ「もぉ!心配したんだからね!」

( ´・ω・`)「いやいや、ママと話をしてたんだよ」
ξ////)ξ「ママと?」

( ´・ω・`)「君のママはOKしてくれたんだけど、君はOKしてくれるかな?」
ξ////)ξ「??」

( ´・ω・`)「結婚して欲しいんだ」
ξ////)ξ「!!!!!!!」

388 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:45:58.68 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「その前に君に話さないといけないことがあるんだけど」

ショボンは、転勤先の支店で良い成績をあげたので、本店に戻ってきたらすぐに部下がついて
新しいプロジェクトに着手するらしい。
そのためにはまず部下の信頼を得ないといけない。

( ´・ω・`)「そのために君にも協力してもらいたいんだ」

ξ゚听)ξ「?いいけど…」

( ´・ω・`)「良かった。実は転勤先では毎日のように上司の家庭に呼ばれてね」

それにとても感動したショボンは、自分にも部下ができたら同じようにもてなしたいと思ったらしい。
おいしい家庭料理で独身の男性社員を喜ばせてあげて
それが仕事にもプラスになれば、と。

395 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:52:15.04 ID:fFennlLI0
ξ゚听)ξ「!料理は少しは上手になったんだからね!」

( ´・ω・`)「ははは、それならいいんだ」

ξ゚听)ξ「今日も私が晩ご飯作るから! 食べていけるんでしょ?」

( ´・ω・`)「もちろん。ただ、話はそれだけじゃないんだ」

ξ゚听)ξ「?」

402 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:57:44.28 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「ドクオくんって知ってる?」

ξ゚听)ξ「!!!!!!」

( ´・ω・`)「君と同じ苗字だったからね、さっきママに聞いたら君の従兄弟だって」

ξ゚听)ξ「……」

( ´・ω・`)「彼が今度僕の部下につくことになったんだよ。いやぁ、身内だから逆に気楽でいいかもしれないなぁ」

ξ゚听)ξ「……ドクオ…お兄ちゃん…」

( ´・ω・`)「今日も彼を呼んでもらったんだよ、もうすぐ来ると思うけど」

ξ゚听)ξ「なんですってー!!!」

405 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 20:59:29.28 ID:fFennlLI0
('A`)「あの…」

しばらくして、申し訳なさそうにドクオがやって来た。
私はキッと睨んだ。

(;'A`)「あ…顔見せに来ただけだから僕もう帰ります…」

J( 'ー`)し「ええ?」
( ´・ω・`)「そんな、遠慮しないでくれよ。もうすぐ君は僕のお兄さんになるんだし」

(;'A`)「いや、今日はちょっと忙しいから…」

そう言ってドクオは帰ってしまった。
ママとショボンは不思議そうな顔をしている。

( ´・ω・`)「まいったな、たった1人の部下なのに嫌われたかな」

410 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 21:03:10.44 ID:fFennlLI0
ショボンには申し訳ないけど、このままドクオお兄ちゃんとは何も接点を持ちたくない。
昔のことだけど、思い出したくもないことだけど
それ以前にショボンにあんなこと知られたら大変だもの。

それから何度もショボンは家にドクオお兄ちゃんを呼ぼうとしたけど
そのたびにお兄ちゃんが断ってくれたので、同じテーブルで食事をせずに済んだ。
お兄ちゃんありがとう。

ただ、そんな綱渡りな日々に私は疲れていた。
そしてショボンからはプロポーズの返事をせかされていた。

411 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 21:03:42.92 ID:fFennlLI0
私が返事をできないまま、1年の月日がたってしまった。

J( 'ー`)し「もう待たせないであげなさいよ」

わかってる。
わかってるよ、ママ。
ショボンのことは大好きだもん。
結婚したいと思ってるよ。

私は意を決して、ショボンの住むマンションに向かった。

2人が一緒に暮らしていた頃とは違う、立派なマンション。
ショボンは社会人になって成功したんだなぁ。

414 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 21:04:39.50 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「よく来たね、入りなさい」

ショボンに招かれて部屋に入ると、そこには…

(;'A`)「あ、こ、こんにちは…」

ドクオお兄ちゃんがいた。

ξ゚听)ξ「なんで?」

( ´・ω・`)「君になかなか返事をもらえないからね、僕が1人でおもてなししてたんだよ」
ξ゚听)ξ「……」

苦痛の食事タイムだった。
何を食べても味がわからなかった。

415 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 21:05:01.72 ID:fFennlLI0
それでも、ドクオお兄ちゃんが何も言うつもりはないんだとわかると
ちょっと安心している私がいた。
このままお互いに一生黙ってればバレないわよね。

その時、ショボンの電話が鳴った。

416 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 21:05:29.77 ID:fFennlLI0
( ´・ω・`)「これからもう1人、部下が来るけどいいかな?」
ξ゚听)ξ「ええ…」

これで少し気が楽になる。
もう1人の部下の人には私も精一杯おもてなしをしてあげよう。

( ´・ω・`)「それがさ、そいつ面白い奴でさ」
('A`)「ああ、あいつの話は面白いっすよねー」

ξ゚听)ξ「ふぅん?」

( ´・ω・`)「女の子の前でこんなこと言っていいのかな?ははは」
('A`)「フガーフガー」

ξ゚听)ξ「!!!!!!!!!!!!!!!!!」

420 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 21:06:14.83 ID:fFennlLI0
嫌な予感がした。

( ´・ω・`)「そいつ、まだ初恋の人を忘れられなくて一途に想ってるような純な奴なんだけどね」
('A`)「フガーフガー」

( ´・ω・`)「そうそう、それが口癖でさぁ、はっはっは」
('A`)「フガーフガー」

ξ゚听)ξ「あの、私帰るね」

( ´・ω・`)「ん?なんで?」
('A`)「フガーフガー」

ξ゚听)ξ「ちょっとそれ止めなさいよ!!!!!」

(;'A`)「え…ごめん…」
( ´・ω・`)「どうしたんだ?」

426 名前:ツン[] 投稿日:2006/02/19(日) 21:07:28.00 ID:fFennlLI0
ξ゚听)ξ「とにかく私帰るから! じゃあね!!」

その時チャイムが鳴った。

ピンポーン










私の人生 オワタ\(^o^)/
451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/02/19(日) 21:33:18.50 ID:fFennlLI0
\(^o^)/ でオワタらしいよ。



続きは誰でも好きなように書いてください。

           ⊂ニニニ( ^ω^)ニニ⊃ぶーん
471 名前:リレーで回さなね?[] 投稿日:2006/02/19(日) 22:02:40.50 ID:mxOTHYWE0
玄関の外から声が聞こえた。

(;^ω^)「フガーフガー」
(;^ω^)「勝手に入るお」

ガチャッ・・・

ξ゚听)ξ「・・・・」
(;^ω^)「・・・・」

(;^ω^)「フガーフガー」
ξ゚听)ξ「ちょっとあんた離れなさいよ!」

いきなり内藤は抱きついてきたのであった
472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/02/19(日) 22:04:24.96 ID:eGCn+C6X0
ξ゚听)ξ「とにかく私帰るから! じゃあね!!」

その時チャイムが鳴った。

ピンポーン


・・・私はコレで終わりなの?ダメよ。そんなの・・・

私は・・・・生きるわ。


( ^ω^)「フガー。お邪魔すr」
ξ゚听)ξ「喋るな。」

先ほどとはうって変わって冷徹な声。そして、その右手には銃が握られていた。

( ゚ω゚)「ツ、ツン!フガー!フ、フガー!!ホアー、ホア、ホアアアーー!!」
(;'A`)「ツン、止めるんだ!!」
( ´・ω・`)「ツ、ツン!止めてくれ!」

ξ゚听)ξ「私は・・・・!!私は!!」

そして、一発の銃声。それきり、アパートは静寂の中に包まれた。


書きたかったから書いた。反省はしていない。

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