キャバクラ編
- 474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/02/19(日)
22:07:29.99 ID:fFennlLI0
- ξ゚听)ξの初めてのキャバクラ嬢
ショボンに振られた私は、その後何もする気力が起きなかった。
就職活動もろくにしなかったので、もちろん就職なんて決まらず。
卒業後はアルバイトをしようと思ってたんだけど
私がショボンに振られたショックでママが倒れたせいで
普通のアルバイトだけじゃ食べていけなくなってしまった。
ξ゚听)ξ「倒れたいのは私よ…」
私が心に受けた傷は軽いものではなかった。
内藤さえいなければ。
あの日内藤さえ来なければ。
内藤とさえ付き合っていなければ。
あいつは私の処女を無残に奪っただけでなく
私の人生も狂わせてくれた。
ξ゚听)ξ「どうもありがとう\(^o^)/オワタ」
いけない、いけない。
私はショボンに振られたショックで時々自分を見失うようになっていた。
- 492 名前:ツン[]
投稿日:2006/02/19(日) 22:24:42.56 ID:fFennlLI0
- とにかく、毎月2人が食べていけるだけの収入を得なければ。
私が選んだのはキャバクラと呼ばれるお店だった。
そこは、夜しか営業してなくて、男のお客さんのお酒の相手をする場所。
女の子はきれいな格好をして、男の人と話をして癒してあげるのがお仕事。
今日はその面接の日だった。
今までほとんど深夜の繁華街で遊んだこともなかった私は
そこがどういうお店だかよくわからなかった。
ξ゚听)ξ「どういう格好をしていけばいいのかしら?」
とりあえずスーツで行くことにした。
- 494 名前:ツン[]
投稿日:2006/02/19(日) 22:28:05.67 ID:fFennlLI0
- バー・VIP
(´<_` )「22歳か…」
ξ゚听)ξ「はい、初めてですが頑張ります」
(´<_` )「うーん、その服装はいただけないね」
ξ゚听)ξ「すみません、何を着てきたらいいかわからなかったんで」
(´<_` )「スカートはもっと短く、横はスリットが深く入ってるといいね」
ξ゚听)ξ「短く…ですか」
(´<_` )「そうそう、こんな感じね」
ビリビリッ
その面接官はいきなり私のスーツのスカートを引き裂いた。
ξ゚听)ξ「ちょっと!!!止めて下さい\(^o^)/ オワタ」
(´<_` )「!!??」
- 496 名前:ツン[]
投稿日:2006/02/19(日) 22:31:38.25 ID:fFennlLI0
- また出てしまった。
どうして私はすぐに自分を見失うんだろう。
これで面接はダメになったな、こんなビリビリのスカートでどうやって帰ろう。
(´<_` )「君、それいいねぇ」
ξ゚听)ξ「ええええ」
なんと私の変な癖が受け入れられてしまった。
夜の世界は特別なのかしら?
- 500 名前:ツン[]
投稿日:2006/02/19(日) 22:34:09.48 ID:fFennlLI0
- そんなことを疑問に感じていたのを忘れるくらい、すぐに私は人気者になった。
ξ゚听)ξ「そんなに飲ませないで下さいよ〜\(^o^)/
オワタ」
客「あははははは。ツンちゃん面白〜い」
ホステスA「きゃははは」
私のこの癖は、お客にもお店の他の女の子にも評判は良く
私は誰からも恨まれたりいじめられたりすることなくナンバー1になった。
(´<_` )「こんなにみんなに好かれるナンバー1は珍しいんだよ」
ξ゚听)ξ「そうなんですか、\(^o^)/
オワタ」
私の評判を聞きつけて、毎晩色々なお客さんがやってきた。
- 503 名前:ツン[]
投稿日:2006/02/19(日) 22:36:17.07 ID:fFennlLI0
- ξ゚听)ξ「初めまして〜お隣よろしいですか〜\(^o^)/ オワタ」
最初の一言でお客さんは私に心を許した。
そしてみんなリピーターとしてまたお店に戻ってきてくれるようになった。
そして、私は運命の出会いをする。
ホステスB「あのお客さん、なんとかプロダクションの人らしいよ」
ξ゚听)ξ「へぇ、じゃあ私行ってくるね」
芸能関係のお客さんは少なくなかった。
そして、そういう世界の人に受けの良かった私は、必ずと言っていいほどその席に着くようになっていた。
- 505 名前:ツン[]
投稿日:2006/02/19(日) 22:39:00.33 ID:fFennlLI0
- その中で、私をすごく気に入ってくれたお客さんがいた。
元歌手で、今は若い女の子をプロデュースしているツソク♀だ。
ξ゚听)ξ「お客さん、TVで見たことある〜\(^o^)/ オワタ」
ツソク♀「ははっ、君おもろいやんけ」
そうやって出会った私たちは、すぐに意気投合して良い関係になった。
最初、私はお客さんとホステスのつもりだったんだけど…
ツソク♀の熱烈なアタックに私は負けてしまった。
ツソク♀「いつかお前をアイドルとしてデビューさせたる」
その言葉に流されて、私はツソク♀の愛人になった。
- 506 名前:ツン[]
投稿日:2006/02/19(日) 22:44:36.24 ID:fFennlLI0
- 〜〜〜ツソク♀が美しくないのでエロシーンはカットします〜〜〜
ξ゚听)ξ「こんな時にも癖が出ちゃう\(^o^)/ オワタ」
ツソク♀「それがいいんや」
そう言いながら彼はタバコを吸う。
ここは彼の用意してくれたマンション。
彼は私のおでこにキスをするとどこかに帰ってしまった。
私は裸のままベットで眠った。
- 508 名前:ツン[]
投稿日:2006/02/19(日) 22:47:58.37 ID:fFennlLI0
- ξ゚听)ξ「今日もたくさんご指名ありがとうございます\(^o^)/ オワタ」
お客さん「そろそろそれも飽きたねぇ」
ξ゚听)ξ「え??」
お客さん「他の女の子呼んでくれる?」
ξ゚听)ξ「えええ…」
私から段々とお客さんが離れていった。
そしてお店の中に、私の居場所はなくなっていった。
(´<_`
)「悪いけど…」
ξ゚听)ξ「はい…」
ついに私はクビになった。
これからどうしよう?
あんなにみんなに好かれたあの癖も、もう出てこなくなった。
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